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DCの歴史と未来 活動ブログ:最終回

お久しぶりです!

半年ぶりのブログ公開となってしまい、大変失礼いたしました。

そして今回が最終回のブログとなってしまいますので、ご理解ください。

 

これまで、DCの歴史と未来チームでは1年間に渡りデータセンターの平成の歴史を紐解き、これからの令和のデータセンターについて考えるべく活動をしてきました。
活動の中で作成したブログやWebサイトなどを総まとめとしてご紹介します。


■ 「データセンター」「コンピューター」「インターネット」の平成史

そもそもデータセンタ―はどんな所なのか、何のために存在するのか。
歴史と技術を振り返る事で、データセンタ―の在り方がどのように変化してきたのかがわかりました。

 

ブログ記事 : DCの歴史と未来 活動ブログ2

 

しかしながら、インターネット等で調べて分かることは概要的な内容が多く、技術の内容やその時代背景などが分かりにくい。自主学習的に調べていくことに限界を感じ、有識者の方々をお招きし、お話を伺いました。学んだ内容を紹介したブログは下記URLよりご覧ください。

 

品川様との勉強会の様子 : DCの歴史と未来 活動ブログ3

市川様との勉強会の様子 : DCの歴史と未来 活動ブログ4

 

勉強会を踏まえて平成のデータセンタ―史を振り返ってみると、この30年でインターネットやコンピューターの技術が進歩し、それと共にデータセンターが進化してきたことがわかりました。

歴史と未来チームでは、これらの調査と勉強会の集大成としてWebサイトにまとめました。

 

平成史をまとめたWebページはこちら

 

現在、歴史と未来チームでは、今後の令和のデータセンターについて様々な業界がIT技術を通してデータセンタ―と結びついていく未来を考え活動していますが、ここを一つの節目として成果報告させていただきます。

今後もFuture Center内で引き続き、令和のデータセンターについて様々な可能性を「もっとおもしろい」業界にできる様に活動していきます。

 


■ 過去ブログ
futureadmin

DCの歴史と未来 活動ブログ4

前回のブログでは、IPコア研究所の品川様にご協力いただきました『平成の「データセンター」「コンピューター」「インターネット」を振り返る勉強会』で伺った当時の様子やこれまでの技術についてご紹介しました。
今回のブログでは、別の角度から当時の様子を知る有識者の方と共に開催した勉強会の様子をお伝えしたいと思います。


■ 平成の「データセンター」「コンピューター」「インターネット」を振り返る勉強会
第2弾!

今回は、株式会社市川技術士事務所の市川様にご協力をお願いいたしました!

Profile

株式会社市川技術士事務所  市川 孝誠 様

 

JDCC ファシリティ・スタンダード ワーキンググループのリーダーとしてJ-Tierの制定に貢献された方です。現在もデータセンターの建設コンサルティングで様々なデータセンターの建設設計に従事されています。


日本初の「データセンター」の建設に携り、最前線で業界の発展を支えていらっしゃる市川様。施設の建設が加速していく中、「コンピューター」と「インターネット」の発展を体験されていたのか、当時の様子やこれからの発展を予想されているのか、お話を伺いました。

■ 各視点で貴重なご意見をいただきました
  • データセンター編

    •  1995~2000年まで、金融や証券会社の電算機室の建設が盛んに行われていた。2003年には日本企業も本格的にデータセンター建設し、2008年から本格的な利用が開始された。
    • 同時期、1998~99年頃にアメリカ通信キャリアが日本にて通信ケーブルの引き込みを行っていた。そして、2000年日本国内にて外資系データセンターの建設ラッシュを迎えた。新築センターではなく、倉庫やオフィスを改築しセンターを作った。その際の電気容量は1kW/㎡、当時では信じられない様な容量だった。その後の2003年には、日本は地下配線をする上での規制・ルールが厳しく、建設を断念する企業が多くなり、外資系データセンターの建設は落ち着いた。
    • 2007年頃は、IDCのホスティングとハウジングが過剰供給時代だった。この床面積が余っていたのが解消されてきたのは、GAFAの台頭によってクラウドが普及され始めた2013年頃からであった。
    • 2011年 東日本大震災の時、データセンターの非常用発電機がしっかりと稼働していた。さらに、被災し損傷があった海底ケーブルや地上ケーブルを1~2日で修復した。(日本の技術はすごい!)
    • J-Tier制定の経緯は、アメリカの民間団体が作成した「Uptime Tier」を外資系企業が日本にデータセンターを作成する際に基準として提示していたが、その中にある2つの変電所からの電力引き込みを行う等、日本の制度や作法に合わないことが多かった。その為、日本のルールに則った仕様で冗長構成等の信頼性を示すために作成された。
    • 電気設備の変化はないが、電気容量が増加し専用の施設が必要になった。
      ラック毎の負荷は、1993年頃は500W、1998年頃には2kW、2003年頃には4kW、2008年頃には6kWと増加しており、現在は8~10kWを求められることが多い。
    • 空調設備は、2008年に6kW/Rackとなった頃に省エネ化を目指しはじめ、外気導入やコンテイメント(キャッピング)の導入・検討が始まった。
  • コンピューター編
    • 市川様が仕事でPCに触れ始めたのが1990年頃からだった。
    • 1995年頃までは、ワープロが一家に一台あったが、1996年からはMacとNEC98が発売され、普及し始めた。NEC 98は爆発的に売れ、それまでは特別な計算やデータ処理をするときに使用していたメインフレームから形勢逆転し、オフィスにも一人一台PCを設置される様になった。
    • 1995~1999年までは、IBMとユニシスが日本国内のシェアもほとんど取っており水冷サーバーが主流となった。国産メインフレームはあまり見かけなくなる。
    • 2006年NEC SIGMABLADEから6kW/Rackに設計が変わった。それまでは、2Uサーバーをラック一台当たりのラックマウントが多くても2kW/Rack程で済んでいたが、この時期を境にIT機器当たりの消費電力が増えた。
  •  インターネット編
    • 1998~99年にアメリカ通信キャリアが日本国内にて通信ケーブルを引き込んでいき、2000年には外資インターネット事業者が日本進出した。
    • 2001年頃には、通信速度がぐっと早くなった。

当時の裏話も含め、実経験としてのデータセンター歴史を知ることで、より深くそれぞれの技術の発展を知ることができました。
市川様、貴重なお時間を頂戴し勉強会にご協力くださりまして、誠にありがとうございました。


■ 今後の活動について

「ここまでの活動を通してメンバーそれぞれが独学で学んだこと」と「前回の勉強会で品川様から学んだこと」に加え、「今回の勉強会で市川様から学んだこと」の3点をまとめ、アウトプットとして皆さんに共有できればと考えております。今後も活動の進捗についてはブログで共有していきます。


■ 過去ブログ
futureadmin

DCの歴史と未来 活動ブログ3

前回のブログにて「データセンター」「コンピューター」「インターネット」の3つの視点から「平成」の歴史を学んだことをお伝えしました。しかしながら、学習を進めるうちに我々若手だけでは限界があると感じ、当時の様子をよく知る有識者の方に協力をお願いすることにしました。
今回のブログでは有識者の方と共に開催した勉強会の様子をお伝えしたいと思います。


■平成の「データセンター」「コンピューター」「インターネット」を振り返る勉強会

今回、我々はアイピーコア研究所の 品川 雅之 様にご協力をお願いしました!

Profile

株式会社IPコア研究所  品川 雅之様

 

「きれいな地球を未来へ」を企業理念に、企画開発を中心とした省エネルギーソリューションをご提供されています。JDCCの他にも、The Green GridやCloud Business Alliance、JEITAなどの幅広いレイヤーの業界団体にも参画されていらっしゃいます知識人であり、データセンター業界の大先輩です。

 

 

国内で「データセンター」の建築が加速していく中、「コンピューター」と「インターネット」の黎明期を業界の内側で経験された品川様。そんな品川様を講師としてお招きし、当時の様子やこれからどのような発展が予想されるかお話を伺いました。

 
 

■ 各視点で貴重なご意見をいただきました
  • データセンター編

システムが「分散」と「集中」を繰り返す中、データセンターは集中型で発展してきた。昨今、データセンターの分散化が叫ばれ、EDGEコンピュータが分散データセンターだと思われている。例えば自動車が「京」程度の能力とサーバ100台分を内蔵する時代はすぐに到来するだろう。しかし、それを分散データセンターとは呼ばないだろう。

また、データセンターで最も重要な課題はエネルギー消費と廃棄熱量である。今後のデータセンターの能力は1000倍、エネルギーは1/1000にすることを目指さなくてはならない。

 

  • コンピューター編

平成の30年間でコンピュータは約100万倍も性能が向上した。しかし量子コンピューターの実用化を除き、革新的な技術が新たに登場することはなかった。歴史を知らないが故に、過去の技術をさも最新の技術のように扱っていると感じている。例えば水冷やコールドプレートは30年前のメインフレームでは普通に使われていた技術である。

次の30年後は100万倍どころか更に向上し、10億倍〜1兆倍になるかもしれない。それらは今日では想像もできない全く新しい形態になっていると予想する。

 

  • インターネット編

30年前には皆が使えるインターネットは存在しなかった。Webの登場で世界は一変した。統一を行うと必ず対抗勢力が増加し、個別のアプリの時代に戻る。メール一つをとってみても110/25のメール、LINE、Messenger等々と分散し、かつての不便な時代に戻った。

点と点を結合する”線”は常に発展し、ついにSNSやブロックチェーンに代表される国家をも超える存在が出現した。インターネットにおいて量子コンピュータ的な従来とは異なる”線”が未だ出現していないが、10億以上もの処理をこなすためには第二、第三のインターネットが誕生しなければならないし、そうなっていくだろう。

いずれの視点も独学では得難い情報を数多くいただくことができました!我々若手の不躾なお願いを快く引き受けてくださった品川様、誠にありがとうございました。

 


■今後の活動について

「ここまでの活動を通してメンバーそれぞれが独学で学んだこと」と「今回の勉強会で品川様から学んだこと」。この二つをまとめあげ、アウトプットとして皆さんに共有できればと考えております。今後も活動の進捗についてはブログで共有していきます。


■ 過去ブログ
futureadmin

フューチャーセッション13

フューチャーセンター 13回目をヤフー様会議室にて開催いたしました。

◆ 開催日

2019年5月24日(金) 16:00 〜

◆ 参加人数

8名

◆ プログラム
・オープニング FutureCenterの概要と各チーム活動成果発表
・カラーバス思考法のワークショップ
・セッションテーマ「ロードマップ・エクササイズ」

 


 

■ オープニング FutureCenterの概要と各チーム活動成果発表

 

▼ FutureCenter2.0 とは?

【FutureCenter2.0】は、2018年10月から始動するFutureCenterの進化=アップデートであり、以下の4チームで編成します。役割や活動内容については、前々回の セッション11 をご確認ください。

  • 広報チーム
  • 勉強会チーム
  • クリエイティブチーム
  • コラボレーションチーム

 


 

▼ 広報チーム 活動報告

第2回勉強会で撮影した動画の完成とYoutubeへアップロードしたことを報告しました。

 


 

▼ 勉強会チーム 活動報告

第3回勉強会を「DR(ディザスタリカバリ)」のテーマで開催したこと、次回第4回は「RPA(ロボティックプロセスオートメーション)」をテーマで2019年夏頃に開催する予定であることを報告しました。

 


 

▼ クリエイティブチーム 活動報告

AI技術と3D・レーザープリンタを活用したクリエイティブ活動を行なっていることを報告しました。先日ヤフー様のレーザープリンターをお借りして制作した作品については後日、別のブログで掲載させていただく予定です。

 


▼ DCの歴史と未来チーム 活動報告

データセンターの平成の歴史を現在執筆していることを報告しました。また、最終アウトプットとしてフューチャーセンターのホームページに掲載することを考えています。

 


■ カラーバス思考法のワークショップ

「カラーバス」とは、ある一つのことを意識し、関連する情報が無意識に集まる思考法です。例えば「今日は黄色」と意識していくと、世界には想像以上に黄色が存在することが分かり、黄色の法則性などを考えることで視点や思考が何層にも深くなっていきます。

今回のワークショップでは以下のステップで進めました。

(1)世の中の赤色を考える。

(2)集まった赤色の法則性を考える。

(3)その法則性に当てはまるけど、赤色でないものを考える。

 

▼ ディスカッション結果

 


 

■ セッションテーマ「ロードマップ・エクササイズ」

次にタイムマシンで1995年に戻った(と仮定して)我々は、2019年現在インターネットやデータセンターが存在したことで、「変化があったもの(こと)」と「変化がなかったもの(こと)」を考えました。

本来、ロードマップは未来予想図としてガンドチャートなどを作ることが多いのですが、今回は参加者同士でディスカッションし、過去から現在までのデータセンターの存在価値を探るとともに、「変化がなかったもの」に対してデータセンターがどの様に利活用することで変化できるかのディスカッションを進めました。

▼ ディスカッション結果「変化があったもの(こと)」

 

▼ ディスカッション結果「変化があったもの(こと)」

 


 

次回セッション14は2019年9月に開催いたします。
Director

フューチャーセッション12

フューチャーセンター 12回目を都内データセンター見学会とNTTコミュニケーションズ様会議室にて開催いたしました。

◆ 開催日

2019年1月18日(金) 14:30 〜

◆ 開催場所

都内データセンター、NTTコミュニケーションズ様会議室

◆ 参加人数

14名

◆ プログラム

・オープニング FutureCenterの概要と各チーム活動成果発表
・DR(ディザスタリカバリ)をテーマとした勉強会
・セッションテーマ「若手が考えるデータセンター像をアップデート」


データセンターの特性上、見学会についてはブログ報告を控えさせていただきます。

何卒ご容赦ください。


■ オープニング FutureCenterの概要と各チーム活動成果発表

▼ FutureCenter2.0 とは?

【FutureCenter2.0】は、2018年10月から始動するFutureCenterの進化=アップデートであり、以下の4チームで編成します。役割や活動内容については、前回の セッション11 をご確認ください。

  • 広報チーム
  • 勉強会チーム
  • クリエイティブチーム
  • コラボレーションチーム

 


 

▼ 広報チーム活動報告

広報チームは「What’s Data Center?」のページを完成と、第2回勉強会で撮影した動画をYoutubeにアップロード(※1 下記参照)予定であることを報告しました。

(※1)セッション12時点ではアップロードできていませんでしたが、すでにアップロード済みです。ぜひご覧ください。

 


▼ 勉強会チーム 活動報告

勉強会チームは後述にもあるように「DR(ディザスタリカバリ)」をテーマにした第3回目の勉強会を本日開催することを報告しました。


▼ クリエイティブチーム 活動報告

クリエイティブチームはFutureCenterメンバーがどのような技術に関心を持っているかを確認するためにアンケート(※2 下記参照)を行なっていることを報告しました。

(※2)アンケートの結果、クリエイティブチームではAI技術と3D・レーザープリンタをテーマに活動することを投稿しています。

 


▼ コラボレーションチーム 活動報告

コラボレーションチームではFutureCenterメンバーにコラボレーションを行いたい団体やJDCCの他ワーキンググループのアンケートをとった結果、JDCCの有識者や教育機関と連携を取りながら「コンピュータとデータセンターの歴史と未来」を作成(※3 下記参照)することを報告しました。合わせてチーム名も「DCの歴史と未来」チームに改名しました。

(※3)アウトプットの進捗については、以下でも投稿しています。

 


■ DR(ディザスタリカバリ)をテーマとした勉強会

後日勉強会チームのブログで投稿させていただく予定です。

何卒ご容赦ください。

 


■ セッションテーマ「若手が考えるデータセンター像をアップデート」

過去のセッションでは「ワールドカフェ」や「未来編集会議」などのフレームワークやメソッドを用いて、未来志向のディスカッションを続けました。

ただし今回はフレームワークを用いずに、ディレクターがモデレータとなって、参加者からコメントをいただきつつ、データセンター像について以下のようなテーマでディスカッションしました。

No テーマ
1 データセンターの集中型と分散型
2 データセンターラック電源の容量
3 日本でのデータセンタービジネス動向


次回セッション13は2019年5月に開催いたします。
Director

DCの歴史と未来 活動ブログ2

前回のブログでお伝えしたように、データセンターとコンピュータの歴史をたどり、そこから未来の話をまとめる活動をしています。今回のブログでは私たちがまずどのように歴史を辿ったかを伝えます。

 


■ データセンターの歴史を勉強

私たちの勉強結果から最初に感じたことですが、コンピューターは「軍事利用~学術利用~商用利用」と利用目的が変遷していったようです。

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そして、建物としてコンピューターを支えるデータセンターも技術革新や利用目的の変化によって、姿を変えてきたのではないか、に着地してきました。

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そこで私たちは漠然とデータセンターとコンピューターに関する事実を並べていくだけではなく、データセンター、コンピューターの他にインターネットを加えた3つの軸を中心に、これらがどのように溶け合いながら転換してきたかを調べていくことにしました。

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また、私たちが辿る歴史について深掘りしていく範囲を絞り、データセンターとコンピューターとインターネットが「平成」の歴史を変えていったのか、そして新元号となった「令和」に向けて未来のデータセンターがどうなっていくか、活動を続けていきます。


■ 過去ブログ
Director

クリエイティブチーム 活動ブログ1

■ フューチャーセンター2.0 コンセプト 「データセンターを、もっとおもしろく」

※引用:当ブログ「フューチャーセンターセッション10」より


2018年10月より活動を開始しているクリエイティブチームは、

「各社での議論が広がる新技術や個人のアイディアを持ち寄り、DCの未来提言を行う」ことを目的とするチームです。

 

◆ クリエイティブチームについて

当チームでは、ビジネスありきでは無くて、
「DCと新技術使えばこんなものになって面白いのでは?」といった問いかけをスタートにしています。
その中で、実用的かつ新しい技術を含めた提言をすることが目標です。

AI、IoT、新エネルギー、ドローン、ワイヤレス技術、3Dプリンタ等の新技術をDCと組み合わせると何が出来そうか議論を重ねています。

 

◆ 今後の活動について

現在2つのテーマに絞って活動しています。

1. AIをDC運用に活かせるか検討

現時点で存在するAI技術だけでなく、こんな技術があればいいのにという未来の技術も含めて検討を進める

2. 3Dプリンタ・レーザープリンタを利用して、DC運用に関するものを自作してみよう

大変ありがたいことにJDCCから活動予算をいただき、アクリル板を購入することができました。今後ヤフー社のLODGEにて利用できるレーザープリンタを使って、こんな部材があったら面白いなを形にしていきたいと思っています。

形にできるようになったらまた本blogで紹介して行きたいと思います。

◆チームメンバーの紹介

No 会社名 名前
1 ヤフー株式会社 秋山
2 富士通株式会社 日根野
3 株式会社ブロードバンドタワー 大塚
4 キヤノンITソリューションズ株式会社 西本
6 株式会社NTTファシリティーズ 狭間
7 Bloom Energy Japan株式会社 大矢

We are Creative!!

Creative

DCの歴史と未来 活動ブログ1

 

■ フューチャーセンター2.0 コンセプト 「データセンターを、もっとおもしろく」

※引用:当ブログ「フューチャーセンターセッション10」より


昨年10月より開始している「フューチャーセンター2.0」では4つのチームに分かれて活動しています。

その中の1チームである我々は、、、

「DCの歴史と未来」チーム

として活動しております。


■ なぜ歴史と未来なのか?

 

  • 2018年10月当初は「コラボレーション」チームとして活動開始しました。知見が不足している若手同士でディスカッションしても限界があると感じたため、JDCCの有識者やWG(ワーキンググループ)、あるいは外部団体とのコラボレーションを行うことにより知見を深めることを目的としました。
  • ただし、この活動チームのアウトプットが不明瞭であることからコラボレーションの目的や方針がぶれてしまうことを懸念し、あるテーマに絞り活動することに軌道修正しました。
  • そこで、我々はDCの歴史をぼんやりと把握しているだけなので、DCやコンピュータのルーツをたどり、そこから未来の話をまとめると「おもしろい」ものができると考えました。

※とあるディスカッションの内容。個人名は黒く塗りつぶして隠しています。字が汚いのはご容赦ください……。

 


■ 今後の活動について

 

まずはチームメンバー自ら歴史変遷図の作成や様々な文献を探すことで自習し、有識者に学びながらDCの歴史を深めていきます。学びの内容や進捗は今後もブログで共有していきます!

※某Wikip○diaを参考に作成した目次ベースのDCの歴史。事実確認しながら、今後直していきます。


■ チームメンバーの紹介

 

No 会社名 名前
1 さくらインターネット株式会社 高峯 誠
2 株式会社NTTファシリティーズ 狭間 俊朗
3 ヤフー株式会社 野中 翔太
4 Future Facilities株式会社 菅野 れいら
Team広報

フューチャーセッション11

フューチャーセンター 11回目を産業技術総合研究所様のAIデータセンター見学会、コワーキングスペース「31VENTURES KOIL」にて2018年10月9日(火曜日)に開催いたしました。

前半:産総研AIデータセンター見学会

産業技術総合研究所様のご厚意により、AIデータセンターを見学いたしました。
更に内部の公開許可も頂けました。

 

後半: フューチャーセッション 11

【テーマ】

・各グループ成果報告
・FutureCenter2.0 体制説明
・セッション ~未来編集会議~

 

【産総研AIデータセンター見学会】

▼ 入口


入口にはAIデータセンターで使用されているサーバーが展示されていました。上下2Unit分、横幅は半分で1ノード、CPU×2、GPU×4の冷却方式は全て水冷式です。


▼ サーバー室内

サーバーラックはなんと2階建て、サーバー室内は冷えているかと思いきや少し暖かいくらいでした。またサーバラックの2階部分には大型のファンが設置されており、機器背面から排熱される温かい空気を冷やしているとの事、冷却方法のスケールも違いました。

ホットアイルとなっており、機器の背面から出ている温かい空気が隔離されています。

ホットアイルの中はこんな感じ!2階部分の巨大なファンや電源が間近で見られるキャットウォークにも上がらせていただきました。

サーバーラックの裏側は様々な配線がありました。ラックに搭載されているサーバは水冷式の為、電源ケーブルや光ケーブルの他に、水冷用の管も複数設置されています。
また、フラットな地面の上にサーバーラックを立てることをコンセプトにされたという事で、ケーブル類は全て天井配線にされていました。

水冷用の管はこの後ご紹介する屋外の冷却設備へ繋がっています。


▼ 冷却設備

ここからは屋外冷却設備のご紹介です。

サーバー室から送られてきた温められた水がこちらで冷やされてサーバー室へ戻っていきます。水を送り出すポンプが稼働している為、かなり大きな音がしていました。ただし、騒音対策も取られています。

高速道路壁面にも使用されている壁で冷却設備の周囲を囲う事で、区画外ではかなり音が抑えられていました。

貴重なお時間を割いてご案内いただき誠にありがとうございました。新しい知識を得る事の出来る素晴らしい体験をすることができました。

フューチャーセッション 11

【各グループ成果報告】

▼ 広報グループ

  • What’s Data Center?のキャラクター画像をシルエットからカラーの画像へと差し替えを予定しています。
  • キャラクターについては譲渡契約締結が完了しました。
  • Youtube企画として、勉強会を撮影致しました。後日編集し公開する予定となっています。

 

▼ ユーザ目線のDC改善グループ

  • ユーザ目線のDC改善グループにつきましては、前回フューチャーセッション10でお伝えした通り、DATACENTER to be guideの完成をもって活動終了となっています。

 

▼ 新技術/ビジネスグループ

  • 第1回入館/セキュリティに続き8月に空調勉強会を開催されました。

 

▼ DCの無い世界グループ

  • DCの無い世界グループのアウトプットとなるDCの無い世界を「Co-Creation」ページにて公開しました。
  • 主に学生さんへ向けて作成していますが、私たちの生活にDCがどのように関わっているのかを分かりやすく説明しています。

 

▼ FuturePaperグループ

  • 業界キーマンによるインタビューブログをホームページ上にて公開しています。
  • FuturePaperを「Co-Creation」ページにて公開しました。
  • FuturePaperではデータセンター業界の若手がありがたい姿のを追及しています。

 

【FutureCenter2.0 体制説明】

▼ 2.0からのグループ
  • 広報(Public Relations)
    • 役割はHPのブラッシュアップ、イベント企画
  • クリエイティブ(Creative)
    • 役割は新技術ビジネス等の創造、価値創出
  • 勉強会(Study)
    • 役割はクリエイティブ成果を活用した勉強会
  • コラボレーション(Collaboration)
    • 役割は他世代、他団体との連携

Future Center2.0では内部の強化と外部との連携をコミットしていきます。

【セッション ~未来編集会議~】

今回のテーマは未来の共感イメージという事で、自分たちの作りたい未来イメージが、未来のメディアに掲載されたと想定する「未来編集会議」を実施しました。

  1. 個々人でA4用紙に「日付」「媒体名」「大、小見出し」「イメージ図」「詳細記事」を記載
  2. 作成した用紙を元に島単位のグループ内で1つのストーリーを作成
  3. 出来上がったストーリーを模造紙に反映
【セッション ~価値創造メソッド~】

価値創造メソッドでは、未来編集会議で作成した模造紙を基に、誰に何を売るのかをディスカッションしました。

  1. 以下のテンプレートを使用し、各項目を意見無制限に埋めていく
    • Customer Map
      • お客様が達成したい事、求めている事
      • お客様が受ける利得
      • お客様が人生や職業を通して成し遂げたい事
    • Value Map
      • 作りたい未来の製品サービス
      • 作りたい製品がお客様へどのような恩恵があるか
      • 作りたい製品がお客様のどのような悩みを解決するか
  2. 製品・サービスを一つに絞り、全体マップを埋めていく
  3. 「Customer Map」と「Value Map」でマッチング部分に印付け

 

  1. 【次回告知】


    次回セッション12は2019年1月に予定しております。

Team広報

フューチャーセッション10

フューチャーセンター 10回目を富士電機様の川崎工場にて2018年7月13日(木曜日)に開催いたしました。

前半:富士電機様の川崎工場見学

富士電機様のご厚意により、川崎工場を見学いたしました。
蒸気タービンや回転機などの発電プラント設備を見せていただき、日本のものつくりを体感いたしました。

 

後半: フューチャーセッション 10

【テーマ】

・FutureCenter2.0にアップデートせよ
・自己紹介
・活動成果のアウトプット報告

 

 

【FutureCenter2.0にアップデートせよ】
▼ FutureCenter2.0 とは?

【FutureCenter2.0】は、2018年10月から始動するFutureCenterの進化=アップデートであり、以下の4チームで編成します。役割や活動内容については、次回のセッション11でご報告いたします。

  • 広報チーム
  • 勉強会チーム
  • クリエイティブチーム
  • コラボレーションチーム

 

▼ 活動のアップデートへ向けたスローガン

誰よりも考えて、誰よりも動け!

 

▼ FutureCenter2.0 コンセプト「データセンターを、もっとおもしろく」

 

【自己紹介】

FutureCenter メンバー各々は面と向かって話す機会が少なかったため、参加しているメンバーを知るためにも改めて自己紹介を実施しました。紹介内容は「Do=自身の業務や行動」はもちろん、「Be=自身の在り方」を発表いただきました。

※申し訳ございません。セッションで記入いただいたシートは個人情報のため、非公開です。

 

【活動成果のアウトプット報告】
  • 広報チーム

    • 「Co-Creation」(=協創)ページを作成し、6月29日に公開いたしました。「ユーザー目線のDC改善」を皮切りに他チームのアウトプットを順次公開していきます。
    • 合わせてオリジナルキャラクターやロゴ作成などを進めています。非常に可愛らしいキャラクターが出来ましたので、どうか楽しみにお待ちください。
    • 今後は「What’s DataCenter?」ページの更新や動画企画などを予定しています。

 

  • ユーザ目線のDC改善チーム

    • 広報チームでも記載したように「Co-Creation」ページにチームのアウトプットである「DC to be guide」を公開しました。お客様目線でのデータセンターへの入館申請〜受付〜作業〜退館までのシナリオで作成しています。皆さんもぜひご覧ください。
    • 「DC to be guide」の公開とともにユーザー目線のDC改善活動は終了いたしました。

 

  • 新技術/ビジネスチーム

    • 5月に開催した第1回勉強会の振り返りを実施し、第2回勉強会に向けて改善点をディスカッションしました。
    • 第2回勉強会は「データセンターの空調」です。建屋・サーバ室・ラック内の各視点から空調やエアフローを深掘りできる勉強会にする予定です。

 

  • データセンターのない世界チーム

    • 「DCの無い世界」を逆説的にデザインしながら、データセンターというインフラやITの重要性を示すページを作成しました。
    • 7月末「Co-Creation」ページに公開予定のため、皆さんご覧ください。

 

  • FuturePaperチーム

    • データセンター業界キーマンの方々のブログリレーも残すところ1名となりました。8月中にブログ公開する予定ですので、皆さんご覧ください。
    • FuturePaperチームでは業界キーマンと若手メンバーにデータセンターや業界についてのインタビューを行ってきました。データセンター業界に関わる若手の皆さんの未来を示すための集大成となる「FuturePaper」を9月中に公開する予定です。ご期待ください。

 

【次回告知】

次回セッション11は2018年9月に予定しております。

Team広報